【危険情報】バングラデシュ

 海外安全情報

【危険レベル】
●以下の地域を除くバングラデシュ全土
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯(カグラチャリ県、ランガマティ県、バンドルボン県)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●バングラデシュでは、2018年の公務員採用におけるクオータ制度の廃止決定を最高裁判所高等裁判部が2024年6月に違憲としたことに端を発し、同年7月2日以降、同制度の改革を求める学生団体が、全土においてデモや交通封鎖等の抗議行動を行っています。抗議行動を行う学生団体と対立する学生組織や治安機関等との間で衝突が起き、多数の負傷者が発生しており、ダッカを含む複数の都市で死者も発生しています。また、抗議行動を受けて、バングラデシュ政府は7月19日に外出禁止令を発出しました。
●2019年から2020年にかけて治安当局を標的とする爆弾テロが散発的に発生したほか、2023年にはバングラデシュを拠点とする新たな過激派組織が確認されるなど、依然としてテロの脅威が排除されていません。
●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯では、仏教系少数民族が多数居住していますが、民族対立等が依然として未解決です。バングラデシュ治安部隊によるチッタゴン丘陵地帯でのテロ掃討作戦のため、ミャンマー国境の一部で渡航制限が継続されるなど、治安情勢が不安な状態が続いており、引き続き警戒する必要があります。
●これらの情勢を踏まえ、バングラデシュへの不要不急の渡航は止めてください。やむを得ず渡航する場合には特別な注意を払うとともに十分な安全対策をとってください。

続きを読む

BACK