【危険度】
●パキスタンとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●ケルマンシャー州及びイーラーム州のイラクとの国境地帯
レベル4:退避してください。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)
●イラク(上記を除く)及びアフガニスタンとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●シスタン・バルチスタン州(チャーバハール市及び同市周辺の自由貿易地域並びにアフガニスタン及びパキスタンとの国境地帯を除く)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●シスタン・バルチスタン州チャーバハール市、同市周辺の自由貿易地域及びケルマーン州
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)
●首都テヘラン他、上記地域を除く全地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)
【ポイント】
●2024年4月1日にザーヘディ革命ガード・コッヅ部隊准将が殺害された事案は、シリアにおけるイラン外交関連施設にいたザーヘディ准将を含む革命ガード高官等を狙って同施設に対する空爆が行われたもので、イスラエルの関与が指摘されています。この攻撃を受け、4月14日には、イランによるドローンやミサイルを用いたイスラエルへの攻撃が行われたほか、4月19日にはイラン中部イスファハンで爆発事案が発生するなど、イラン・イスラエル双方による軍事的措置の応酬による対立の更なる激化が強く懸念される状況にありましたが、その後特段の事案の発生は確認されていません。また、イラン国内での外交・経済活動は平常どおり実施されていることなどから、シスタン・バルチスタン州チャーバハール市、同市周辺の自由貿易地域、ケルマーン州、及び首都テヘラン他の地域の危険レベルを2に引き下げます。
●一方、引き続き不測の事態が発生するおそれは否定できないことから、これらの地域への不要不急の渡航は止めてください。
●パキスタン、イラク及びアフガニスタン国境地帯等では、治安部隊と反政府組織との衝突等がみられます。どのような目的であっても同地域への渡航は止めてください(一部地域には退避勧告が発出されています)。
【危険情報】イラン
海外安全情報