【危険度】
●マリとの国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●首都コナクリ市を含むその他の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●マリとの国境地帯では、金の採掘を巡るトラブルによる衝突や採掘業者を狙った強盗が多く発生していることに加えて、治安情勢の悪化したマリからイスラム過激派組織が流入してくる恐れもあり、依然として治安情勢の悪化が続いているため、どのような目的であれ渡航は止めてください。
●2021年9月、コナクリ市カルム地区において、ドゥンブヤ大佐率いる国民結集発展委員会(CNRD)がコンデ大統領を拘束し、憲法の停止等を宣言しました。その後、暫定政権が発足しましたが、ギニア各地で市民団体が呼びかけたデモが度々発生しています。また、2023年11月には、数十名の武装集団がダディス・カマラ元暫定大統領やピビ元大佐らを脱獄させるためにコナクリ中央刑務所を襲撃し、治安当局と武装集団による銃撃戦が発生しました。現在もピビ元大佐は逃亡しており、今後もギニア全土で混乱が続く可能性が排除できません。
●2023年12月には、コナクリの石油貯蔵施設の爆発・火災事故が発生しました。このため、今後、燃料不足や物価高騰の懸念があります。また、些細な事件や治安当局の取締りや鎮圧を発端として、民衆の不満が急速に高まり、大規模なデモや騒乱等に発展する可能性も否定できません。引き続き、首都コナクリ市を含むその他の地域への不要不急の渡航は止めてください。
【危険情報】ギニア
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