【危険情報】ミャンマー

 海外安全情報

【危険度】
●ラカイン州マウンドー県(マウンドー地区、ブディタウン地区)、シットウェ県(シットウェ地区(除く市街地)、パウトー地区、ポンナチュン地区、ラテダウン地区)、ミャウー県(ミャウー地区、チャウトー地区、ミンビャ地区、ミェボン地区)、及びチン州パレワ地区
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

●シャン州コーカン自治地帯、カチン州ライザー周辺
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

●戒厳令の対象地区(ヤンゴン地域の6地区除く)(2023年11月現在)
○チン州8地区(ティディム地区、トンザン地区、ファラム地区、カンペレッ地区、マトゥピ地区、タンタラン地区、ハーカー地区、ミンダ地区)
○ザガイン地域14地区(インドー地区、バンマウ地区、コーリン地区、ピンレーブー地区、ミャウン地区、サーリンジー地区、パレー地区、インマービン地区、キンウー地区、タゼー地区、イェーウー地区、シュエボー地区、ウェッレッ地区、アヤードー地区)
○マグウェ地域5地区(ガンゴー地区、ティーリン地区、ソー地区、パウッ地区、ミャイン地区)
○カヤー州4地区(デモーソー地区、プルーソー地区、シャードー地区、ボーラケー地区)
○バゴー地域5地区(タンタビン地区、オウッポー地区、ナッタリン地区、パウンデー地区、パウッカウン地区)
○タニンダーリ地域2地区(タニンダーリ地区、パロー地区)
○カレン州2地区(チャインセイッジー地区、コーカレイ地区)
○モン州1地区(イェー地区)
○シャン州8地区(クッカイ地区、クンロン地区、ナムカン地区、ムセ地区、ラショー地区、テインニー地区、コンジャン地区、ラウカイ地区)(コーカン自治地帯に位置するコンジャン地区及びラウカイ地区は危険レベル3を継続)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(新規)

上記地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。既に滞在中の方は不測の事態に巻き込まれないよう退避を含め危険回避を常に心がけてください。

●上記以外の地域
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●2021年2月1日のクーデター以降、各地で国軍と国軍に反対する民主派勢力との衝突が断続的に発生しています。こうした状況下、武器や爆弾を用いた事案は地方部だけでなく、ヤンゴン市内を含む都市部でも発生しており、治安情勢は非常に不安定ですので、不要不急の渡航は止めてください。渡航・滞在する場合には、集会やデモが行われている場所や軍関係施設、警察署、行政施設などには近づかず、移動する場合も徒歩を避け車両を利用するなど安全には十分注意して行動してください。
●国境地帯の治安情勢は非常に不安定であるため、陸路でのミャンマーへの入国は危険です。ミャンマーでは従来から多くの武装勢力が国境地帯を中心に武力闘争を継続しており、特に、タイとの国境を接するシャン州南東部、カヤー州、カレン州、モン州、タニンダーリ地域、インドとの国境を接するチン州、中国と国境を接するカチン州、シャン州北部では少数民族武装組織が現在に至るまで国軍との武力闘争を継続しています。また、2021年2月のクーデター以降、一部の少数民族武装組織と国民防衛軍(PDF)が協力して国軍と戦闘を繰り広げており、国軍は空爆や迫撃砲を用いた大規模な攻撃を行う等、局地的に激しい戦闘が発生しています。
●2023年11月現在、国軍により設置された国家統治評議会(SAC)は、全国330地区のうち計55地区に対し戒厳令を発令し、民主派勢力や少数民族武装組織による抵抗活動の取締りや弾圧を強化しています。こうした戒厳令の対象地区(ヤンゴン地域6地区を除く)の治安状況は非常に不安定であり、不測の事態に巻き込まれる可能性が排除できないため、これら地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。

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