【危険度】
●北部(ブルキナファソ及びニジェールとの国境地帯(パンジャリ国立公園、W国立公園、パンジャリ狩猟区域及びアタコラ狩猟区域))、北東部(ニジェール及びナイジェリアとの国境地帯(アリボリ県バニコアラ地区、カリママ地区、カンディ地区、マランヴィル地区、セグバナ地区の国境地帯及びボルグ県カラレ地区東部))及び北西部(ブルキナファソ及びトーゴとの国境地帯(アタコラ県タンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区の国境地帯))
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●北東部(アリボリ県バニコアラ地区、カリママ地区、カンディ地区、マランヴィル地区、セグバナ地区の国境地帯を除く地域)、北西部(アタコラ県タンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区の国境地帯を除く地域)及び北東部(ナイジェリアとの国境地帯(ボルグ県ニッキ地区東部))
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●北東部(ナイジェリアとの国境地帯(ボルグ県カラレ地区西部、ニッキ地区西部、ペレレ地区、チャウル地区東部)及び北西部(トーゴとの国境地帯(アタコラ県コブリ地区))
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●北部(アリボリ県ゴグヌ地区)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き上げ)
●上記を除く地域
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●北部の、パンジャリ国立公園、W国立公園及びその周辺の国境付近においては、武装集団がベナン国軍等の治安部隊に対してテロ攻撃を頻繁に行っており、多数の死傷者が出ています。このため、ブルキナファソ南東部及びニジェール南西部との国境地帯全域及びトーゴ北東部と国境を接するタンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区の国境地帯は危険レベル3を継続します。
●北東部アリボリ県バニコアラ地区及び北西部アタコラ県ケル地区では、武装集団によるテロ攻撃が治安部隊関係者のみならず、民間人に対しても行われ、多数の死傷者や行方不明者が出ています。また、両県内にはテロリストが多数潜伏しているとの情報もあり、テロの脅威が高まっているほか、遊牧民族間の抗争や誘拐事件も頻発しています。このため、危険レベルを行政地区毎に設定し、アリボリ県バニコアラ地区、カリママ地区、カンディ地区、マランヴィル地区、セグバナ地区、アタコラ県タンゲタ地区、マテリ地区、ケル地区の国境地帯を除く地域も危険レベル1から危険レベル3に引き上げます。これらの地域への渡航はどのような目的であれ止めて下さい。
●ナイジェリア北西部では武装集団によるテロや身代金目的の誘拐事件が頻発しており、こうした武装集団が国境を越えてベナン国内に侵入するおそれがあります。2022年1月には、ボルグ県ニッキにおいて、資産家に対する誘拐事件が発生しています。よって、アリボリ県東部及びボルグ県東部のナイジェリアと国境を接する地域の危険レベル3を継続し、ボルグ県ニッキ地区東部については危険レベル2から危険レベル3に引き上げます。また、カラレ地区西部、ニッキ地区西部、ペレレ地区、チャウル地区東部の危険レベル2を継続し、国境地帯を行き来する遊牧民族(プル族)による誘拐も懸念されることから、アリボリ県ゴグヌ地区を危険レベル1から危険レベル2に引き上げます。
【危険情報】ベナン
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