【危険情報】バングラデシュ

 海外安全情報

【危険度】
●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯(カグラチャリ県、ランガマティ県、バンドルボン県)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

●上記を除くバングラデシュ全土
レベル1:十分注意してください。(継続)

【ポイント】
●バングラデシュでは、2017年にダッカ国際空港及びその近辺で自爆テロが発生し、2017年及び2019年にも治安当局を標的とする爆弾テロが散発的に発生しており、依然としてテロの脅威は完全には排除されていません。
●また、政権与党に対するデモ・抗議活動も多く確認され、2022年12月7日にはダッカ市内で警察と最大野党であるバングラデシュ民族主義党(BNP)の活動家らが衝突し複数の死傷者が発生しました。2024年初旬に開催される総選挙に向けて、デモ・抗議活動が激しさを増していくことが予想されますので、治安情勢には十分注意してください。
●チッタゴン(チョットグラム)丘陵地帯では、仏教系少数民族が多数居住していますが、民族対立等が依然として未解決のままであり、現地の治安情勢は依然不透明な状況です。このほか、ミャンマー側の国境地帯において、ミャンマー軍と反政府武装組織が抗争状態にあり、ミャンマー側からの砲弾が国境を越えてバングラデシュ国内に着弾している模様です。また、現在、バングラデシュ治安部隊によるチッタゴン丘陵地帯でのテロ掃討作戦のため、ミャンマー国境の一部で渡航制限が継続されるなど、治安情勢が不安な状態が続いています。引き続き警戒する必要がありますので、同地帯への不要不急の渡航は止めてください。

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