【危険情報】パキスタン

 海外安全情報

【危険度】
●アフガニスタンとの国境付近一帯、ハイバル・パフトゥンハー州(KP州)の以下レベル3及びレベル2で指定した以外の地域、旧連邦直轄部族地域(旧FATA)全域、インドとの管理ライン(LoC)等付近一帯、及びバロチスタン州のクエッタ市
レベル4:退避を勧告します。渡航は止めてください。(退避勧告)(継続)

●KP州のノウシェラ郡及びスワビ郡、バロチスタン州のデラ・ブグティ郡及びコールー郡、シンド州のジャコババード郡、チトラル郡(アフガニスタンとの国境付近を除く)、イランとの国境付近一帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)

●イスラマバード首都圏、ラホール市を含むパンジャブ州、KP州のアボタバード郡、バタグラム郡、ハリプール郡、コヒスタン郡(コライパスも含む)、マンセーラ郡及びトルガル郡、カラチ市を含むシンド州(ジャコババード郡を除く)、バロチスタン州(アフガニスタン及びイランとの国境付近、デラ・ブグティ郡、コールー郡及びクエッタ市を除く)、パキスタン側カシミールの一部でアーザード・ジャンムー・カシミール(AJK)地域(LoC付近を除く)、ギルギット・バルチスタン(GB)地域(アフガニスタンとの国境付近及びLoC付近を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)

【ポイント】
●2021年8月のタリバーンによるカブール制圧以降、地域情勢は不安定化し、パキスタンにも大きな影響が及んでいます。2022年11月にはパキスタン・タリバーン運動(TTP)がパキスタン政府との停戦協定の破棄を宣言し、直後にバロチスタン州やイスラマバードで自爆テロが発生するなど、パキスタン全土にテロの脅威が高まっています。また、TTPがかつてのように活動資金獲得のために誘拐や恐喝行為に及ぶ可能性も排除できません。最新の治安情報の入手に努め、状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。
●テロ以外にも、全土において銃器を使用した強盗等の犯罪やデモ・集会に注意が必要です。デモに関しては、2022年5月にイスラマバード首都圏、シンド州のカラチ市、パンジャブ州のラホール市において前与党であるパキスタン正義運動(PTI)によるデモ活動が暴徒化し、一部地域ではデモ隊による放火が行われ、死傷者も出ています。政府の政策等に対する抗議活動が各地で頻発しており、デモに限らず、人の多く集まる場所には近づかないでください。万が一デモ等に遭遇した場合には、速やかにその場から離れてください。

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