【危険度】
●エチオピアとの国境地帯(ガダーレフ州、センナール州)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(引き上げ)
●ダルフール地方5州(東ダルフール州、西ダルフール州、南ダルフール州、北ダルフール州及び中央ダルフール州)、南コルドファン州、西コルドファン州(アビエ地域を含む。)、青ナイル州、エリトリアとの国境地帯(紅海州、カッサラ州)、南スーダンとの国境地帯(白ナイル州、センナール州)、リビアとの国境地帯(北部州)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
●紅海州(ポートスーダン)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(引き下げ)
●ハルツーム州(首都ハルツームを含む)、北コルドファン州、紅海州(エリトリアとの国境地帯を除く)、カッサラ州(エリトリアとの国境地帯を除く)、ガダーレフ州(エチオピアとの国境地帯を除く)、北部州(リビアとの国境地帯を除く)、リバー・ナイル州、ゲジーラ州、センナール州(南スーダン、エチオピアとの国境地帯を除く)、白ナイル州(南スーダンとの国境地帯を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
【ポイント】
●ポートスーダンで散発的に発生していた部族間衝突は収束し、夜間外出禁止命令も解除されたことから、ポートスーダンの危険レベルをレベル3(渡航中止勧告)からレベル2(不要不急の渡航中止)に引き下げます。
●エチオピアとの国境付近では、スーダン国軍(SAF)とエチオピア軍及びエチオピア民兵との間で武力衝突が散発的に発生し、不安定な状態が続いていることから、エチオピアとの国境付近の危険レベルをレベル2(不要不急の渡航中止)からレベル3(渡航中止勧告)に引き上げます。
●2021年10月25日に発生した国軍による政府要人の拘束、政権奪取事案以降、これを不満とする抗議デモが全国各地で頻繁に行われています。この抗議デモを治安部隊が銃等を用いて鎮圧し、2022年8月末時点で110名以上のデモ参加者が亡くなっています。引き続き情勢を注視する必要がありますので、レベル2発出地域への不要不急の渡航は止めてください。
●2020年10月に暫定政府と主要武装勢力の連合体である「スーダン革命戦線(SRF)」との間で「ジュバ和平合意」が成立しましたが、依然合意に参加していない武装勢力が複数存在しています。また、ダルフールではUNAMIDのマンデート終了(2020年12月末)後、ダルフールの治安を維持することが期待された治安維持部隊の編成と整備が遅れており、現在十分な能力を有した治安維持機関が存在しておらず、大規模な部族間衝突が散発的に発生しています。このように、レベル3発出地域では、現在も情勢不安が継続していますので、どのような理由であれ渡航は止めてください。また、既に滞在中の方については、今後の更なる情勢の変化を踏まえ、追加的な危険レベルの引き上げの可能性もありますので、情勢の推移によっては国外に退避することも検討してください。