【危険度】
●ジャーザーン州、アシール州、ナジュラーン州、東部州におけるイエメンとの各国境地帯
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●イラクとの国境地帯
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●上記地域を除く全土
レベル1:十分注意してください。(継続)
【ポイント】
●サウジアラビアでは、2015年をピークにテロ事件の発生件数は減少傾向にありますが、同年以降も、イスラム過激派組織「イラク・レバントのイスラム国」(ISIL)による自爆テロ・銃撃テロ事件が発生しています。
●2020年秋、フランスにおいて発生した預言者ムハンマドの風刺画問題をめぐる抗議とみられる外国人襲撃、爆発事案が発生したほか、2021年12月、自動車レース「ダカール・ラリー」に参加したフランス関係者の車両の爆発事案が発生しています。
●ジャーザーン州、アシール州、ナジュラーン州及び東部州におけるイエメンとの各国境地帯では、イエメン政府を支援するサウジアラビアに対し、イエメン反政府勢力ホーシー派からのミサイルや無人機攻撃が発生していましたが、2022年4月以降、停戦合意が発効中で、サウジアラビア主導の有志連合軍とホーシー派との戦闘は一時的に止まっています。
●また、サウジアラビア国内各地の軍事基地、国際空港及び石油施設等において、イエメンに活動拠点を置くホーシー派による無人機等を用いた攻撃があり、これらの施設に被害が生じています。