2024年の業務渡航予測

 旅情報

2024年の業務渡航市場について、PwCとモルガン・スタンレーの2社が
それぞれレポートを発表しています。(欧米での調査です)


・PwCの調査によれば、出張の回数はコロナ前の水準には届かないものの
支払額では2019年の水準に到達すると予測されています。
需要は増加傾向であり、ビジネスイベントの復活や伝統的な出張の回復が
見られています。ただし、経済の先行きが不透明であるため、予算の増額には
慎重な企業も存在しています。また、持続可能性の観点から一部の出張が
抑制され、一度の渡航でより多くの成果を求められる傾向もあります。


・モルガン・スタンレーの調査では、回答した法人のトラベルマネージャーの
78%が2024年に出張予算が増加すると予想しており、具体的には8%前後増加して
2011年の水準に達すると予測しています。オンラインミーティングは一定の
存在感を維持していますが、対面形式で実施していたイベントをバーチャルで
開催する割合は約12%で、昨年から5ポイント減少しています。
ただし、地域差があり、欧州ではバーチャルミーティングが引き続き注目されて
いるようです。


日本の業務渡航市場も同様に回復の兆しを見せており、出張予算の増加が
期待されています。


観光旅行の本格的な回復は残念ながらもう少し先になるでしょうか。

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